第45回<平成19年7月の例会報告>

日時:7月28日(土)AM10:00~PM3:30頃
場所:日本ライトハウス盲人情報文化センター6階会議室2
本日の出席者:濱田恒一さん・濱田滋子さん・国武さん(午前中のみ参加)・久保田文さん
           桑山さん・濱野真士
           山口敬子先生(大阪市立九条東小学校・ことばの教室担当)


<本日の例会内容>

①「絵本ギャラリーin奈良」(8月18日・19日:奈良教育大学)(AM10:00~PM4:30)
・参加予定者(7月28日現在)
  18日:前川先生(午前のみ)・濱田滋子さん・大内田さん・堀田さん(午後のみ)
◆大垣真帆さんは18日(土)に参加してくれます。
  19日:久保田さん・濱田滋子さん・田中先生・濱野真士
  (大垣真帆さんは、18日または19日のいずれかに参加する予定です。)
・「絵本ギャラリーin奈良」で、デイジー図書を見せるものとしては、子供向けの作品

 (幼稚園から小学校低学年のものを中心)を見せる予定です。(但し、著作権げ切れているもの
  に限ります。)
・「絵本ギャラリーin奈良」で、みせる主な作品(いずれも、リハ協からの作品で、著作権は切れています。)
(1)「バースデーケーキができたよ」(再生時間:短い)
(2)「三匹のこぶた」(再生時間:長い)
・上記の作品以外で、参加している子供がみるのに、できるだけ、文章の量が少なくて、絵がたくさんあるものがあれば、後日、メーリングリスト等にて、報告の事。
(但し、著作権が切れているものに限ります。
◆公表可能で幼稚園、小学校低学年くらいのこどもが
たのしめそうなデイジー図書の情報をお寄せください。

②「盲学校研修会」について(8月20日:奈良県立盲学校)(AM10:00~PM12:00(予定))
・参加予定者(7月28日現在)
前川先生・濱田滋子さん・久保田さん・大内田さん・堀田さん・濱野真士
・盲学校の先生方には、できるだけ、自分のノートPCを持参してもらう。
・「盲学校研修会」で行う主な内容
・「Lpplayer」等の再生ソフトを、実際に、ダウンロードできるようにし、ダウンロードした再生ソフトを
 試しに、デイジー図書を再生できるようにする段階まで、先生方に、作業してもらう予定です。
・当日の流れとして、前半は、前川先生が、再生ソフトの確認を、後半は、視覚に障害のある
 子ども向けの対処法(フォントサイズの設定等)を、それぞれ、盲学校の先生方に、話をする予定です。
◆内容について、2時間のうち、前半を再生ソフトのダウンロードと
再生について(前川先生担当)、後半を視覚障害者に対応した
マルチメディアデイジー図書について(久保田さん担当)の2部構成で
考えています。録音をしてみるという話もありましたが、時間的に無理そうです。
前川先生不在のままこのように決めましたが、先生ご了承いただけますでしょうか?

③製作講習会
・盲学校の先生以外に製作を希望している人(7月28日現在)
 神戸の当事者の母、大阪の車いすの方
 生末さん、国武さんの知り合いの方
・日程:10月20日、21日(今回は、2日連続です。)
・場所(予定):沢の鶴ビル(地下鉄北浜駅下車)、玉水会館(地下鉄肥後橋駅下車徒歩2分)など。
・デイジー図書製作講習会の会場費については、日本財団の助成金からだす予定。
・参加費:6、400円(うち、資料代2、000円)
・交通費については、講師のほかに、講師以外のサポータする人にも、交通費を支給する予定です。
・講師(予定):国武さん、前川先生・久保田さん・濱田恒一さん・濱田麻ゆさん・濱野真士
・上記の内容は、いずれも、予定であり、詳細が決まり次第、メーリングリストにて報告する予定です。
◆奈良デイジーの会で製作手順マニュアルを作ってはどうかという提案がありました。

④奈良県議会への要望
・資料として、「キミはキミのままでいい」のCD-ROMを渡してきました。
・奈良県教育委員会に、デイジー図書を理解してもらう。
・奈良県議会に提出する内容としては、以下の内容について、考えてみました。
(1)子供がデイジー図書を使うにあたって、困っている点は何か?
(例):学校でデイジー図書を使わせてくれない。
(2)実際に、デイジー図書を使用している子供の事例をあげてみる。
(3)著作権の問題について
  教科書を変形、コピーするのは、拡大図書の関係で、著作権に支障はないが、教科書を
  録音することが、著作権に支障がある?
◆選挙結果、自民大敗で、「著作物のDAISY化」をとりあげてくれている
自民党の特別支援教育小委員会の提言力が弱まりませんように!
奈良県議会へは、まず読みに困難のあるこどもへの支援がなされていない現状を
伝える。そして特別支援教育における1つの具体策として
デイジー教科書を組み入れてもらいたい(教育委員会に理解いただく)、
ということと、モデル校を決めて実際に学校現場で使ってもらいたいという
要望をだそうということが話し合われました。

⑤近畿視覚情報協会(7月21日)での報告(久保田さん・濱田恒一さん)
・公立図書館での録音図書の対象者を、視聴覚障害者の他に、読みに困難をもつ人達(ディスレィシア等)と、対象範囲を拡  
 大してほしい。
・近畿視覚情報協会には、久保田さんと濱田恒一さんの他に、金剛コロニーの職員や大阪府自立相談支援センターの職員も
 参加されました。

⑥大阪市立九条東小学校・ことばの教室担当の山口先生からの教科書のデイジー化希望について。
・使用する教科書は、東京書籍小学6年下の国語であり、実際に、デイジー図書を使用するのは、1月頃からの予定です。
・東京書籍小学6年下の国語の教科書をデイジー化する時に、山口先生からの希望
(1)行間は、できるだけ、広めにする。
(2)ルビについては、デイジー図書を使用する子どもにとって、読みにくい文字だけ入れてほしいため、すべての漢字にルビを作成する必要なし。
(3)フォントの種類は、明朝体がのぞましい。
(4)spanの長さは、長くても、1行半(、で区切る)
⑦午後からは、現在、製作している教科書デイジー図書を、1時間半ぐらい、製作しました。
◆東京書籍小学6年下の国語「百年前の未来予測」のデイジー化です。
個人使用及び、ことばの教室の一斉授業での使用を考えておられるとのことです。
<次回の例会>
日時:8月26日(日)AM10:00~PM3:00頃(予定)
   (午後からは、デイジー図書を製作する予定です。)
場所:濱田家自宅
以上、これで、7月の例会報告を終わります。
●○●○●○●○●○●○
   濱野 真士
●○●○●○●○●○●○  

上部へスクロール