日時:2月18日(日)AM10:00~PM2:00頃まで
場所:濱田家自宅
本日の出席者:HTさん・HSさん
M先生・Oさん
MN先生(京都市立南大内小学校)
KAさん
(日本ライトハウス 盲人情報文化センター
デイジースタジオ)
HM
1.2月4日(日)に東京・表参道で行われたリハ協主催の
「障害者への情報支援普及・啓発シンポウジムーDAISYを中心としてー」の報告
①「ディスレキシア等学習障害に必要な支援」
神山忠先生(岐阜県立岐阜養護学校教諭)
・神山先生は、ディスレキシアの当事者であり、どのような形にすれば、ディスレキシア等読みに困難のある人達にとって、デイジー図書が読みやすいのかを中心に、研究されています。
・ディスレキシア等の人達に、わかりやすい形にすることが、デイジー図書を製作するうえで参考になるという事でした。
②「知的障害者に必要な情報支援」
藤澤和子先生(京都府向日が丘養護学校)
・学校に在籍している生徒のほとんどが重度の子供であり、学校内において、
実際に、デイジー図書を使用した例として、オリジナルの作品「歯のみがき方」を、作成しました。
デイジー図書として使用した絵は、京都精華大学の山田千恵さんがすごく丁寧に作成してくれました。
2.1月の例会で、京都の森先生から製作の希望があった「モチモチの木」(光村・小3国語下)を、
森先生が担当している小3男子の生徒さんにとって、聞きやすい形にするためには、どのような形にすればいいのかを考えるため前回の例会と同様、濱野のノートPCにて、「モチモチの木」を検討しました。
時間の都合上、途中まで聞きましたが、デイジ-図書を製作するうえで、このような形にすれば見やすい等、注意すべき点は、以下の点です。
・<span></span>の長さを、できるだけ、短くしてほしい。
・文字の大きさは、html上で、表示から文字のサイズを「大」にするか、スタイルシートで、フォントサイズを、
110%にする等、少し大きめにすることで、デイジー図書を利用する子供が、見やすい形にしてあげる事。
・そして、デイジー図書は、ゆっくり読んだものがいいという事もあり、「はなさかじい」も、
濱野のノートPCにて、聞きました。「はなさかじい」は、読む速さが、ちょうどいいという話が
ありました。
3.デイジー図書製作講習会の打ち合わせ
受講希望者:7人(平成19年2月18日現在)
(京都市立南大内小学校に在籍している
小3男子の担任も含む)
受講定員:10人(予定・定員になり次第締め切る予定です。)
原則、3日間とも、講習受講が望ましいが、都合により、一部の受講生は、二日のみの受講する人あり。
足りない部分は、別途、個別にて指導する予定。
<講習プログラムと役割分担>(仮)
3月24日(土)(AM10:00~PM4:00)
AM:デイジーの概要(濱田恒一さん)
PM:htmlの製作(「メモ帳」から作成し、画像を挿入する段階まで)(予定)
(國武さん・濱野)
3月25日(日)(AM10:00~PM4:00)
AM:htmlファイルを「Sigtuna」を使って読み込む(前川先生)
PM:「Sigtuna」に読み込んだものを録音し、音声編集の段階まで実施(担当講師は未定です・決まり次第連絡します。)
奈良デイジーの会から受講者に課題を与え、簡単なデイジ-図書を、実際に受講者に製作してもらいます。
4月1日(日)(AM10:00~PM3:00)
AM:上記の課題のおさらい
最終仕上げ(書誌情報の記入~CD-Rにコピーする段階まで(discinfo.htmlを作成))
(濱田恒一さん)
PM:受講者からの個別質問
<講習会前に確認または準備する事>
①受講者が、ノートPCを直接持参するのか?
持ってこれない場合は、奈良デイジーの会で用意する。
②リハ協に、「Sigtuna」を、研修用として、ライセンス申請するように、「特例」という形で使えるかどうか確認する。
③講習会で使用する主な材料(仮)
・「防災マニュアル」(徳島県・アンパンマン)
・パン作り(河合さん)
・奈良デイジーの会独自の作品(内容は未定)
・「防災マニュアル」は国リハ、パン作りは、ひなぎくの方に、
練習用として、使用していいかどうか、確認。
・現時点では、未定のため、詳しいことが決まり次第、後日、メーリングリストにて、報告します。
4.文部科学省から平成19年度「障害のある子どもへの対応におけるNPO等を活用した実践研究の募集」で、
奈良デイジーの会からは、枚方の田中先生の生徒さんの事例をもとに、「LD,ディスレキシア等、
読み困難をもつ生徒への学習支援(教科書のマルチメディアデイジー化)」という題で提出する予定です。
次回の例会は、濱田家で行われる通常の例会はありませんが、3月の講習会を例会の代わりとして、
行いますので、よろしくお願いします。
以上、これで2月の例会報告を終わります。
HM記